日常生活支援デモ
人が日常生活を営む環境において,人と円滑にコミュニケーションを図りつつ,人に適切な生活支援を提供することを目指して開発されたTWENDY-ONEは,対象物の把持・操作,環境との接触を伴う作業等の巧みさが求められる家事支援,高出力性・操作性・人間への適応性が求められる介助支援の2つの大きなテーマで研究を進めています.
具体的な人・ロボット共存シーンとしては,おばあさんが朝目覚めてベッドから起き上がり,車椅子へ移動し,朝食の支度をする日常的な1場面において,おばあさんが自ら積極的にロボットを活用し,ロボットがそれに応え適切な支援を提供することにより,自立した生活が送れることを示しています.
介助支援ではおばあさんからの音声による指示と胸を押すといった接触を伴う指示の両方に応じて,おばあさんが体重を預ける手台として振る舞い,起き上がり介助・車椅子への移乗補助を提供します.家事支援では,車椅子に乗ったおばあさんの代わりに冷蔵庫からの調味料の運搬やお盆の運搬を行い,調理アシスタントとしてトングを操作しトーストをお皿に載せるといった簡単だが巧みさが必要とされる作業を実現しています.